外資系の人材紹介会社の日本拠点に合う候補者管理|英日併記・個人情報・本社との役割分担
外資系の人材紹介会社の日本拠点は、本社の仕組みと、日本の現場の運用の間で、独自の工夫を求められます。仕組みを選ぶときの観点を整理します。
日本拠点が抱えやすい課題
本社が用意したシステムは、グローバルでの統一には向いていますが、日本の現場では、次のようなずれが出ることがあります。
- 日本語の経歴や、ビズリーチなど国内の媒体の情報を、そのまま取り込みにくい
- 日本特有の選考の流れや、期限の管理に合わない
- 日本語の書類(職務経歴書など)の作成が、別作業になる
観点1:日本語と英語を、行き来できるか
外資系のクライアントには、英語の候補者情報を出す場面があります。一方で、現場では日本語の経歴を扱います。
- 日本語の経歴から、英語と日本語を併記した候補者要約を作れるか
- 要約は、記載のない項目を予測で埋めず、空欄のままにする設計か
- 求人票を、英語版に切り替えられるか
英日併記の要約は、クライアントへの提出と、社内共有の両方で使えます。
観点2:個人情報の扱い
外資系では、個人情報の取り扱いについて、本社やクライアントから説明を求められることが少なくありません。
- 候補者を、氏名ではなく管理番号で識別できるか
- 貼り付けた原文から、メールアドレス・電話番号・住所を、保存前に取り除けるか
- データが、運営者ではなく、自社が保有する形か
「持たない」設計は、説明の負担を減らします。
観点3:本社の仕組みとの、役割分担
本社のシステムを置き換える必要はありません。本社は全社の統一管理、日本拠点は日本の運用に合わせた現場の管理、と役割を分ける考え方があります。
その場合、日本側の仕組みから、本社に報告する数字を出せることが条件です。
観点4:企業提出用の書類は、匿名で出せるか
クライアントに出す推薦シートには、候補者の氏名や現職の会社名を書かず、業態と規模で表す運用があります。内部の情報が、企業向けの書類に混ざらない設計かどうかを確認します。
観点5:運用に合わせて設計できるか
業界や職種の分類、近い職種の考え方、年収の許容範囲は、紹介する領域によって変わります。既製の分類をそのまま使うより、自社の領域に合わせて設計し直せるほうが、マッチングの精度が上がります。
外資系の人材紹介会社の日本拠点向けにも、運用に合わせて一社ごとに設計する形で、導入のご相談を受けています。現在の本社との分担と、日本側で困っている点を伺うところから始めます。
現在の運用を、聞かせてください
候補者管理・マッチング・進捗管理を、貴社の運用に合わせて設計し、導入します。必要かどうかからお話しします。
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執筆: 小南 幸貴 / Koki Kominami