人材紹介の求人票の作り方|原文を整えて、候補者に伝わる1枚にする手順
求人票は、候補者がその企業を判断する最初の資料です。原文を正しく整え、読みやすい1枚にするための手順と、守るべき線引きをまとめます。
求人票づくりで時間がかかる場所
多くの現場で、時間を取られているのは文章を書く作業ではなく、次のような整理の作業です。
- 採用ページや PDF、メールに散らばった情報を一か所に集める
- 項目(職務内容、応募資格、条件)ごとに振り分ける
- 体裁を整えて、PDF にする
この部分は、手順が決まっているので、仕組みに任せやすい領域です。
手順1:原文を集める
クライアントの採用ページの URL、渡された求人票(PDF・Word)、メールに書かれたポジションの説明。これらを、そのまま原文として扱います。複数のポジションが一通のメールに書かれている場合は、ポジションごとに分けてから作ります。
手順2:項目に振り分ける
次の項目に、原文の内容を振り分けます。
- 募集背景
- 職務内容
- このポジションの魅力
- 応募資格(必須・歓迎)
- 想定年収、就業時間、休日休暇などの条件
- キャリアパス
- 会社紹介
守るべき線引き
信頼を守るために、次の三つは外せません。
- 原文にない事実を足さない。 年収、リモート可否、福利厚生を、推測で埋めない。
- 情報が無い項目は、項目ごと出さない。 空欄の見出しだけが残ると、候補者に「条件を把握できていない」と伝わります。
- 社内向けのメモは、候補者に渡す紙面に混ぜない。 原文に情報が無かったことの一覧などは、社内用として別に持ちます。
勤務地が書かれていないとき
原文に勤務地が無いことは、珍しくありません。その場合は、本社の所在地を「(本社)」と添えて表示する方法があります。その求人の勤務地が本社だと断定する表現にならないようにするのがコツです。
見た目を揃える
体裁は、会社ごとに違うより、毎回同じ型のほうが、候補者にも社内にも読みやすくなります。見出しの大きさ、本文の大きさ、箇条書きの形を決めて、印刷したときに節の途中でページが割れないようにしておくと、仕上がりが安定します。
英語版が必要な場面
外資系のクライアントや、英語を使う候補者向けには、英語版の求人票が必要になります。会社名や所在地などの固有名詞は訳さず、本文だけを翻訳する形が、誤訳のリスクを抑えられます。
人材紹介会社向けに、採用ページの URL や求人票から求人を登録し、A4 の求人票まで自動で作る仕組みの導入のご相談も受けています。いまの求人票の作り方を伺ったうえで、必要かどうかからお話しします。
現在の運用を、聞かせてください
候補者管理・マッチング・進捗管理を、貴社の運用に合わせて設計し、導入します。必要かどうかからお話しします。
執筆: 小南 幸貴 / Koki Kominami