人材紹介の推薦文の書き方|懸念を隠さず、通る推薦にする構成
推薦文は、企業が候補者に会うかどうかを決める材料です。長さよりも、構成と誠実さで質が決まります。
推薦文で、よくある失敗
- 候補者の良さを並べるだけで、求人との接点が書かれていない
- 懸念を書かず、面接で露見して、信頼を失う
- 氏名や現職の会社名など、出してはいけない情報が混ざる
構成:三つの拍子で書く
短い推薦文(採用管理システムの推薦コメント欄に貼る程度)は、次の三つで十分です。
- 候補者像:業態、規模、経験年数など、事実で表す
- この求人とのマッチ点:求人の要件のうち、どれと重なるか
- 面談のお願い:面談で確認したい点を添えて締める
見出しを使わず、一つの段落につなげると、読みやすくなります。
匿名のまま書く
企業に出す段階では、氏名や現職の会社名を書かず、業態と規模で表す運用が一般的です。たとえば、「大手プラント建設会社に在籍」のように、特定を避けながら、経験の中身が伝わる書き方にします。
懸念は、隠さず、型にして書く
懸念を隠すと、後で困るのは候補者と自分です。書くときは、次の型にします。
- 事実:何が足りないか
- 見立て:なぜ補えると考えるか
- 確認方法:面談でどう確かめるか
こう書くと、懸念が「落とす材料」ではなく、「確認すること」として伝わります。
経歴にないことは、書かない
実績の水増しは、最も避けたい事故です。経歴に書かれていない数字や成果を足さない。確認できない点は、空のままにするか、確認が必要と書きます。
社内向けの分析と、書類を分ける
社内で使う詳しい分析(懸念や率直な所感)と、企業に出す書類は、読み手が違います。同じ文章を使い回すと、社内の所感が外に出てしまう事故が起きます。別の設計で作ることが、最も安全です。
下書きを、仕組みに任せる
推薦文の下書きは、経歴と求人から作れます。ただし、出力は必ず人が確認し、原文との食い違いがないかを見てから使います。
人材紹介会社向けに、匿名化した企業提出用の推薦シートと短い推薦文を、経歴と求人から下書きする仕組みの導入のご相談も受けています。いまの推薦の作り方を伺い、時間がかかっている点からお話しします。
現在の運用を、聞かせてください
候補者管理・マッチング・進捗管理を、貴社の運用に合わせて設計し、導入します。必要かどうかからお話しします。
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執筆: 小南 幸貴 / Koki Kominami