人材紹介の案件が止まる理由と、朝の一覧で防ぐ方法|期限切れ・停滞・面接の管理
案件は、忙しい日に静かに止まります。止まっていることに気づくための仕組みを、日々の運用に組み込む方法を整理します。
案件が止まるのは、気づけないから
選考が止まる理由の多くは、誰かが悪いのではなく、止まっていること自体に気づけないことです。
- 企業からの返事待ちが、そのままになる
- 候補者への連絡が、後回しになる
- 担当者が変わって、状況が分からなくなる
管理の軸を、二つに分ける
一つの状態欄に、すべてを詰め込むと、読み取れなくなります。次の二つに分けます。
- 意思:候補者の応募意思(検討中、応募意思あり、辞退)
- 選考段階:未推薦、推薦済、一次、二次、最終、内諾、内定、不採用
二つを分けると、「意思は固まっているが、推薦が遅れている」といった状態が見えます。歩留まりも、正しく測れます。
期限を、自動で持つ
意思ごとに、次にやることの期限を自動で出します。たとえば、検討中なら意思を確認する期限、応募意思ありなら推薦する期限、といった形です。人が毎回決めると、ばらつきます。
停滞の基準を決める
一定の期間、動きがない案件を、停滞として扱います。ここで注意するのは、面接日が決まっている案件は、動いていないのではなく、日程待ちだということです。面接の日付を別に持つと、本当に放置されている案件だけが残ります。
朝に見る一覧を、一画面にする
毎朝、次の項目が一覧になっていれば、複数の表を開く必要がありません。
- 今すぐ対応すること(期限超過、停滞)
- 明日までのこと
- 今日・明日の面接
- 連絡のタイミング(しばらく連絡していない人)
- 入社と、保証期間の確認
対象があるときだけ、メールで届く形にすると、見る習慣が定着します。
完了を、全員で共有する
対応が済んだものを「完了」にして、その状態を全員で共有できると、二重の対応を防げます。個人のメモ書きにとどめないことが大切です。
期限が過ぎすぎたものは、整理する
選考に入る前の案件が、長く期限を過ぎたままなら、辞退として整理するルールを決めておくと、一覧が膨らみません。ただし、選考中のものは、人が判断します。
人材紹介会社向けに、意思と選考段階を分けて管理し、期限切れ・停滞・面接を毎朝の一覧で出す仕組みの導入のご相談も受けています。いまの進捗の確認の仕方を伺うところから始めます。
現在の運用を、聞かせてください
候補者管理・マッチング・進捗管理を、貴社の運用に合わせて設計し、導入します。必要かどうかからお話しします。
執筆: 小南 幸貴 / Koki Kominami